言葉の海へ
第244回:壊れゆく国(鈴木耕)
鈴木耕 -
さすがに、岸田政権(というより自民党政権)はもう終わりでしょう。これだけ疑惑の連鎖が浮かび上がると、いくら自民党岩盤支持層のネット右翼諸氏だって、かばいようがない。だから、最近それらしき人々の勢いがない。反日だ! 売国だ! といつ…
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第243回:悼 早野透さん(鈴木耕)
鈴木耕 -
早野透さんが亡くなったのは、11月5日だった。もう2週間以上も経ってしまった。でも、なんだかそんな気がしない。いつものスタジオの隅のソファで、みんなの番組収録を腕組みしながらを見ていて、頷いたり笑ったりしているような気がする。…
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第242回:ツイッターよ、どこへ行く?(鈴木耕)
鈴木耕 -
ぼくはもう、ツイッターを止めなきゃいけないかもしれない。なぜって? 世界一の大富豪といわれるイーロン・マスク氏がツイッター社を買収し、それによってツイッターの方向がガラリと変わりそうだからだ。マスク氏はEV自動車企業テスラの共同創…
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第241回:殺人ロボットという悪夢(鈴木耕)
鈴木耕 -
新聞をめくっていると、時折、ギョッとしたり、大事だなあ、と思う記事に出会うことがある。だから、ぼくは新聞をやめられない。例えば、こんな記事だ(毎日新聞10月29日付)。〈「攻撃型無人機導入へ 防衛省 23年度試験運用」防衛省は、攻撃…
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第240回:「墓参り」の愉しみ(鈴木耕)
鈴木耕 -
秋晴れの気持ちのいい日、小春日和という。英語ではインディアンサマーというらしい。そんな休日には、ふらりと「墓参り」に出かける。といっても、別に自分の係累や友人知人の墓に参るわけじゃない。近所の霊園散歩に行くのだ。我が家では、そ…
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第239回:「ひろゆき」と「言葉」(鈴木耕)
鈴木耕 -
ぼくは最近、あまり物事に興味がなくなってきている。それが、歳をとったということなのだろうなあ、と思う。興味のないことには関心も向かないから、ぼくは「ひろゆき」氏という人のことなど、ほとんど知らなかった。どうもSNS界隈では有名人…
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第238回:何をいまさら症候群(シンドローム)(鈴木耕)
鈴木耕 -
最近、「いまさらそんなことを言うの?」と思うことが増えている。困ったもんだ。後出しジャンケン、言い訳としてもひどいパターンばかり。新聞をめくっていくと、そんな記事ばっかりが目についてうんざりする。これはもう、一種の「社会的な…
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第237回:国葬と自衛隊(鈴木耕)
鈴木耕 -
「安倍国葬」が終わった。様々な物議を醸しながら、それでも国民の半数以上の意見を無視して強行された。菅義偉前首相の「友人代表弔辞」が素晴らしかった、感動的だった…などという声もあるけれど、ほんとうにそうだったか。ぼくはリアルタイ…
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第236回:ある「賞」の話(鈴木耕)
鈴木耕 -
かつてぼくが在籍した集英社から、毎月『青春と読書』という小冊子が届く。集英社の出版物を宣伝する役割の雑誌だが、連載小説やエッセイなども掲載されており、なかなか充実していて、面白く読んでいる。その10月号に「第20回 開高健ノンフィク…
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第235回:葬儀にて(鈴木耕)
鈴木耕 -
2年ぶりに、ふるさと秋田へ帰った。コロナ感染以来、あまり帰郷していなかった。今回も、まったく予定していなかったけれど、9月15日に姪が亡くなったので、その葬式へ出ることにしたのだ。それが17日だった。実は17日には、本来は欠かせない打…