言葉の海へ
第164回:もう限界!(鈴木耕)
鈴木耕 -
最近の新聞紙面で「もう限界です」という言葉をよく目にする。まるで悲鳴のような叫びを発する人が増えているのだ。東京・立川市の立川相互病院の窓には「医療は限界 五輪やめて!」「もうカンベン オリンピックむり!」との悲痛なメッセージが掲…
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第163回:反骨(鈴木耕)
鈴木耕 -
最近、気骨とか硬骨、反骨などと言う言葉を、とんと耳にしなくなった。どういう意味か、広辞苑をひいてみる。【気骨】自分の信念に忠実で容易に人の意に屈しない意気。気概。【硬骨】意志がかたく、権勢などに屈しないこと。【反骨】容易に人に従…
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第162回:「接種券」は来たけれど……(鈴木耕)
鈴木耕 -
先週の金曜日(23日)、市の「福祉保健部健康推進課」から封書が2通、我が家に届いた。ぼくとカミさん宛ての2通である。表には「新型コロナワクチン接種券 在中」、そして「大切なお知らせです。必ずお読みください。」と印刷してある。でも、接…
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第161回:5月になれば…(鈴木耕)
鈴木耕 -
「5月になれば…」なんて、ちょっと素敵なフレーズだ。5月、若葉が萌え、山が笑う季節。青春小説のタイトルにもなりそうだ。そういえば寺山修司に『われに五月を』という詩集があったな。もうじき、そんな5月がやって来る。しかし……。年が明…
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第160回:おいおい、本気かよ!(鈴木耕)
鈴木耕 -
ブラックジョークばかりの世の中になったか。それともぼくの頭がおかしくなったのか。4月1日(エイプリルフール)ならいざ知らず、最近のニュースには「おいおい、本気かよ!」的冗談みたいなものが多すぎる。兵庫県の井戸敏三知事が、会食中はウ…
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第159回:東京五輪、日本国民であるということ(鈴木耕)
鈴木耕 -
フランスのクーベルタン男爵が主導した「近代オリンピック」が始まったのが、1896年のアテネであった。それから1世紀以上の時が流れ、今回の東京オリンピックは、第32回となる。オリンピックの長い歴史の中で、中止されたのは夏季・冬季あわせて5..
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第158回:最近の原発状況(鈴木耕)
鈴木耕 -
コロナ禍が収まらない。町へ出たくとも出られない状況が続く。このところ当然のことながら、ぼくも町へ出る機会が減っている。なにしろ「マガジン9」の会議だって、もう1年ほどリモートで開催しているのだ。会議終了後の、近所のなじみの中華料…
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第157回:国民の疑惑を招いている……のは「お前」だよ!(鈴木耕)
鈴木耕 -
どうも調子が悪い。べつに周囲に問題があるわけじゃない。いや、むしろ家庭では、嬉しい出来事があったばかりだ。なのに、どうにも気分は冴えない。やはり「コロナ鬱」なのかなあ……。テレビは、映画とラグビーの録画以外はあまり見ない。だから…
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第156回:ヘラヘラ笑ってんじゃねえ!(鈴木耕)
鈴木耕 -
あんまり腹が立ったもので、つい、ツイッターで汚い言葉を吐いてしまった。〈ヘラヘラ笑ってんじゃねえ、丸川っ!〉。普段は、わりと気をつけながらツイートしているし、罵倒の言葉など、ほとんど使うこともない。だけど、このときは我慢できず衝…
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第155回:暗黒ニュースショー(鈴木耕)
鈴木耕 -
先週は、いろいろな用事が重なって、このコラムを休載してしまいました。ごくごく少数の読者のみなさん、どうもすみませんでした。こんなコラムでも、ときどき「今回は面白かったよ」とか「もっとガンバレ!」などと反応をいただくことがあり…