2025年9月16日
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鈴木耕

鈴木耕
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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。
「言葉の海へ」鈴木耕

第201回:「死」について(鈴木耕)

連日のように新聞もテレビも戦争報道、その中で死者数も報じられる。数百人単位だったものが、いまや数千人。兵士だけではなく、一般市民の死者数も激増しているようだ。だがそれは単なる冷徹な数字にすぎず、そこに人間は見えない。想像してみる…
「言葉の海へ」鈴木耕

第200回:『戦争と平和』(鈴木耕)

おお、このコラムが今回で、連載200回目に到達!! そのめでたい回に、なんともやりきれない「戦争」について書かなければいけないなんて、悲しいなあ……。『戦争と平和』という巨大な小説がある。「巨大」な「小」説って、なんだか矛盾し…
「言葉の海へ」鈴木耕

第199回:五輪、コロナ、戦争……(鈴木耕)

腰痛がただ事じゃなくなった。それでも、少しは運動しなさいと、医者に言われて、そろりそろりと近所を散歩。座っていれば楽なので、車の運転は支障ない。そこで、近所の公園まで車で行って、公園を少し散歩、というパターンが続いている。家の近…
「言葉の海へ」鈴木耕

第198回:石原慎太郎氏をめぐって(鈴木耕)

やや旧聞に属するが、石原慎太郎氏が亡くなったのは、2月1日のことだった。断言するけれど、ぼくには彼を悼む気持ちはまったくない。山口二郎さんはツイートで、「石原慎太郎の訃報を聞いて、改めて、彼が女性や外国人など多くの人々を侮辱し、…
「言葉の海へ」鈴木耕

第197回:「歴史戦」という言葉(鈴木耕)

先日、ぼくはこんなツイートをした。〈「歴史戦」などというネット右翼用語を、NHKが平気で使い、さらに岸田首相まで口にした。日本最大のテレビ局や日本の最高責任者が認めたとすれば、日本総ネット右翼化が進行中ということになる〉。単に、こ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第195回:権力は時間さえも金で買う(鈴木耕)

23日投票の沖縄県名護市長選挙では、現職で自民公明が支持する渡具知武豊氏が当選した。新人で立憲共産れいわ社民沖縄社大の推薦を受けた岸本洋平氏を、約5,000票の差をつけて破った。ぼくはとても残念だと思う。要因はさまざまあるだろう。だが…
「言葉の海へ」鈴木耕

第194回:小さな記事から見えるもの(鈴木耕)

なんだか、自然が怒っているような気がする。オミクロン株の猛威で世界が震えあがっているところへ、トンガ近辺での大噴火。土曜日の夜に、噴火のニュースは知っていたが、まあ、噴火ってよくあることだし…と思って寝てしまった。ところが日曜…
「言葉の海へ」鈴木耕

第193回:年頭、5つの出来事(鈴木耕)

マガ9、今年初めての更新なので、「明けまして…」と書きかけたが、そのまま「おめでとうございます」と続けていいものかどうか、ちょっと躊躇してしまう年明けです。暮れから予想されてはいたけれど、予想通りの急激なオミクロン株によるコロナ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第192回:2021年の主な出来事、ぼくのファイルから〈後半〉(鈴木耕)

さて、いよいよ師走もおしつまり「マガジン9」も今年最後の更新というわけで、「ぼくのファイルから」も後半戦。いやあ、いろいろありましたね。あれほど反対論の強かった「東京五輪」は強行開催された。なにしろ、コロナ禍の緊急事態宣言だけで…
「言葉の海へ」鈴木耕

第191回:2021年の主な出来事、ぼくのファイルから〈前半〉(鈴木耕)

「マガジン9」編集部では、来週の合併号で「2021年、私の3大ニュース」という企画を立てているようだ。ぼくも「ぼくの重大ニュース」を選んでみようと自分のファイルをめくり始めたのだが、あまりにニュースが多すぎてとても選びきれない。それ…