2025年4月2日

山本和宏さんに聞いた:坂道は後ろ向きで下りる~映画『104歳、哲代さんのひとり暮らし』~

広島県尾道市の自然豊かな山間の町で、ひとり暮らしをされている石井哲代さんの日々を描いたドキュメンタリー映画『104歳、哲代さんのひとり暮らし』。自宅の玄関と外の道路をつなぐ道は坂になっており、家に帰るときは上らなくてはならないので…

第714回:桐生市長が謝罪、そして高裁では怒涛の勝訴ラッシュ!! 〜今、生活保護を巡って起きていること〜(雨宮処凛)

「生活保護制度の崇高な理念を身勝手な解釈で捻じ曲げ、組織風土の中に形成された悪しき慣行や極めてずさんな事務処理の数々について、福祉事務所という他部局にはない組織構造とはいえ、問題発覚まで一切気づけなかった私どもの責任は重く、心か…

第46回:桐生市事件が発覚して一年四カ月、激しい攻防の果てに(小林美穂子)

3月28日、朝、家を出た時には降っていた雨が、群馬県桐生市に到着した昼頃にはすっかり上がっていて、そして初夏のように暑かった。スプリングコートを脱ぎながら、桐生市の新庁舎に向かう。桐生市が、生活保護が開始された男性に一日千円を窓口…
「言葉の海へ」鈴木耕

第351回:ああ、四月馬鹿っ!(鈴木耕)

この原稿を書いているのは4月1日、いわゆる「エイプリルフール」である。まあ、この日ぐらいは、愉快なウソをついて楽しもう…というわけだ。東京新聞は、毎年この日に「こちら特報部」面を使って、盛大なウソ記事を掲載する。かつては騙されたこ…

第126回:弾薬が足りない!? ~新設されるさつま町の弾薬庫とは~(三上智恵)

「たまに撃つ、弾がないのが、玉に瑕」  自衛隊の慢性的な弾薬不足を揶揄したこの川柳は、内輪では定番の自虐ネタだったそうだが、最近では国会の議論にも引用されるなど、よく耳にするようになった。とにかく、弾薬が足りない。訓練もままなら...

第713回:まるで独裁国家? 「渋谷の北朝鮮」? 「秀和幡ヶ谷レジデンス」で起きた奇跡の「政権交代」〜民主主義や連帯、自治など「全部乗せ」の一部始終(雨宮処凛)

「渋谷の北朝鮮」かつてそう呼ばれたマンションが東京都内にあることをあなたは知っているだろうか? それは「秀和幡ヶ谷レジデンス」。私がその名前を知ったのは、もう20年以上前だったと思う。雑誌で「ヤバいマンションがある」という記事を目...
「言葉の海へ」鈴木耕

第350回:選挙を取り戻せ!(鈴木耕)

他を追い散らす軍団襲来  この冬は寒い日が続いた。樹々は葉を落とし、木の実は探したって見つからない。小鳥たちも飢えているだろうと、小さな庭の片隅のブラックベリーの枝に野鳥用の餌籠を吊るして、パンくずや余ったご飯、それに鳥団子(小...

みんなで語る「わたしと憲法」

コツコツと週1回の更新を続けてきた「マガジン9」、気付けば今年3月で創刊20年を迎えました。当初の名前は「マガジン9条」、「マガジン9」と名前を変えてからも、「憲法と社会問題」を変わらずテーマに掲げてきました。そこでこの「20周年」を…

連載陣に聞く「わたしと憲法」(松本哉さん)

いや〜、日本国憲法、前文からいきなり絶好調に飛ばしまくってますね〜。自分はまさかの法学部出身なのでかつては憲法は何度も読んでたはずなんだけど、改めて見てみると相変わらず絶好調のテンションでいい。ただ自分的には、ここ最近は法も国も...

連載陣に聞く「わたしと憲法」(想田和弘さん)

2005年3月1日に「マガジン9条」として始まった「マガジン9」も、今年で20周年だそうだ。「自民党を中心に改憲への動きが活発化する中」、このサイトは立ち上げられた。思えば、戦後を通じて改憲への動きは常に活発化しているというか、活発化...

連載陣に聞く「わたしと憲法」(川口創さん)

弁護士になって20年あまり。振り返れば、想定を遙かに超えて、憲法を活用してきた。弁護士2年目の2004年に、弁護団事務局長として提訴した自衛隊のイラク派兵違憲訴訟では、2008年、名古屋高裁で憲法9条違憲判決を得ることができた。そしてその年...

連載陣に聞く「わたしと憲法」(岩下結さん)

「憲法とは?」そう自問して、最初に浮かんだのが「理性」という言葉だった。海の向こうの超大国で、理性が吹っ飛んだ、というか、理性そのものを敵視するかのような政権の蛮行を日々見せられているせいかもしれない。 わたしたちは常に理性的と...

第712回:信じたくない、枝元なほみさんの訃報(雨宮処凛)

料理研究家で、年末年始の「大人食堂」などでご一緒していた枝元なほみさんが亡くなった。享年69。死因は間質性肺炎。と書いている今も訃報を信じられず、受け入れられない思いでいっぱいだ。数年前から体調を崩しているということは耳にしていた…

第125回:戦争を止めるために立ち上がる人たち~沖西ネット始動~(三上智恵)

「私たち国民は戦争を止めることができます。なぜなら、私たちが、主権者なんですよ。私たちは、国の決めたことに従わされる存在ではありません。私たちが、日本が進む方向を決めることができるんです。それが主権者なんです」。具志堅隆松さんが…

第5回:どんな本を置くのか?(岩下結)

オープンまでいよいよ残り1カ月。お店の工事も佳境に入ってきました。先週は、本棚やレジカウンターなどの家具に漆喰を塗る作業。ふだんは建築士(兼・大工)さんが1人で黙々と作業してくれていますが、この日は近所の知り合いにも声をかけて…


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