2024年11月26日
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雨宮処凛

雨宮処凛
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あまみや・かりん:作家・活動家。2000年に自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)でデビュー。06年より格差・貧困問題に取り組む。07年に出版した『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版/ちくま文庫)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。近著に『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書)、『学校では教えてくれない生活保護』(河出書房新社)、『祝祭の陰で 2020-2021 コロナ禍と五輪の列島を歩く』(岩波書店)。反貧困ネットワーク世話人。「週刊金曜日」編集委員。

第479回:『僕にもできた! 国会議員』〜山本太郎の議員生活を振り返る。の巻(雨宮処凛)

2019年4月9日、私が取材・構成を担当したある本が出版された。それは『僕にもできた! 国会議員』(筑摩書房)。参議院議員・山本太郎のこの6年間の議員生活を振り返ったものである。山本太郎氏..

第478回:6.1キロのいのち。の巻(雨宮処凛)

この原稿を書いている3月27日は、うちの猫・つくし(オス)の誕生日。2019年の今日、つくしは14歳を迎える。人間にすると70代。だけど元気いっぱいだった。ほんの少し前までは。つくしは今、もう...

第477回:「マイバースデイ」とスピリチュアリズムと子宮系と「ゆるふわ系」愛国。の巻(雨宮処凛)

私が中高校生の頃、「マイバースデイ」という雑誌が流行っていた。中高生の頃と言えば、30年近く前。思えば昭和の終わりを迎えたのは中学2年生の...

第476回:渋谷の児童養護施設・施設長刺殺事件。の巻(雨宮処凛)

千葉県野田市で虐待を受けていた栗原心愛ちゃんが亡くなった事件を受け、このところ、児童相談所が注目を浴びている。そんな児童相談所と同じ児童福祉法に基づく施設・児童養護施設で2月25日、施..

第475回:10年前の年越し派遣村の記録を見て思う。の巻(雨宮処凛)

今の全財産は3円で、ここに来るまでの3週間、「公園のトイレにいた」と50代の男性は言った。今から10年前に開催された、年越し派遣村を記録した..

第474回:麻生失言から振り返るロスジェネ論壇、そして現在。の巻(雨宮処凛)

「年を取ったやつが悪いみたいなことを言っている変なのがいっぱいいるが、それは間違い。子どもを産まなかったほうが問題なんじゃないか」おなじみの失言担当大臣・麻生太郎氏の発言である。2月3..

第473回:立川生活保護廃止自殺事件、その後。の巻(雨宮処凛)

2015年12月、東京都立川市で、一人の男性が自ら命を絶った。その死から1年4ヶ月後、弁護士などによって「立川市生活保護廃止自殺事件調査団」が結成された。私もそのメンバーの一人である。こと...

第472回:バンギャがQueenに出会った日〜『ボヘミアン・ラプソディ』とマンスプレイニング〜の巻(雨宮処凛)

今、非常に話題の映画『ボヘミアン・ラプソディ』を、あなたは観ただろうか? 私は観た。2回観た。そして映画を観て以来、多くの人がそうであ ...

第471回:「ヤレる」ランキングと、「#MeToo」のその後について(雨宮処凛)

政治家によるジェンダー差別発言に関するネット投票の結果が、9日に発表された。2018年のワースト1位に選ばれたのは、財務事務次官の一連のセク..

第470回:寿町の火災から、「寄せ場化する」この国を思う(雨宮処凛)

この年末も、都内や横浜の炊き出し現場を回った。渋谷、池袋、横浜寿町、山谷。役所が閉まる年末年始、住む場所を失うなど生活に困窮した人々に食事を振る舞い、生活相談に乗るなどの取り組みが全...