2025年6月4日
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鈴木耕

鈴木耕
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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。
「言葉の海へ」鈴木耕

第79回:暴走する「安倍語辞典」(鈴木耕)

トランプ大統領と金正恩委員長の突然の会談。マスメディアは一斉に「電撃的」と報道していたが、伝えられる情報を詳しく見ていくと、やはりその裏には文在寅韓国大統領のかなり周到な根回しがあっ...
「言葉の海へ」鈴木耕

第78回:報道の死は国の死につながる(鈴木耕)

6月23日、沖縄「慰霊の日」である。太平洋戦争時、沖縄は日本国内で地上戦が行われた地であり、その死者数は約20万人、県民の4人にひとりが死亡したといわれる酸鼻極まる戦いだった(米兵もまた...
「言葉の海へ」鈴木耕

番外編:山本太郎氏インタビューの後で(鈴木耕)

先日、山本太郎さんのインタビューを、彼の国会の事務所で行った。とても楽しいインタビューだった。太郎さんも、こちらの眼をじっと見つめて真剣に言葉を選びながら答えてくれたし。もちろん、ぼくの考え方とは違う部分もあったけれど、そんな...
「言葉の海へ」鈴木耕

第77回:右であれ左であれ、わが祖国(鈴木耕)

デモの力を再認識した。香港の若者たちのことである。いや、若者たちだけではなかった。その若者の親たちもまた、立ち上がったのだ。母親たちの掲げたプラカードには「子どもたちを撃つな!(DON’T SHOOT OUR KIDS!)」とあった。ぼくは、それ...
「言葉の海へ」鈴木耕

第76回:独裁臭の政治家たち(鈴木耕)

みなさんは『独裁者』という映画をご存じだろう。チャップリンの傑作として、知らない人はいないはず。封切りは1940年のニューヨーク。当時、世界を席巻していたドイツの独裁者ヒトラーを徹底的に戯画化し嘲笑した作品で、チャップリン自身、命...
「言葉の海へ」鈴木耕

第75回:【本日の安倍総理】というコーナー(鈴木耕)

江戸期の俳人・宝井其角にこんな句がある。<鐘ひとつ 売れぬ日はなし 江戸の春>めったに売れることのない鐘だって、江戸ではけっこう売れる。それほど繁栄している大都会の春だなあ…というほどの意味のようだ。その句に倣っていえば、最近のN..
「言葉の海へ」鈴木耕

第74回:もし、あなたの周りにネット右翼がいるなら…(鈴木耕)

ようやく「令和大騒動」が一段落したと思ったら、今度はトランプ大統領来日で浮かれまくっている安倍政権と、それを何の批判もなく大騒ぎで伝えるマスメディア。大騒ぎで伝えることが「報道」だと...
「言葉の海へ」鈴木耕

第73回:自民公明の奇妙な論理、大阪と沖縄の「民意」(鈴木耕)

また政治家たちのいい加減さが浮き彫りになるニュース。大阪の府知事選・市長選に続く大阪12区衆院補選での維新の圧勝を受けて、公明党が「大阪都構想についての住民投票」の実施容認を決定。さらに、自民党も住民投票容認に舵を切るらしい。で..
「言葉の海へ」鈴木耕

第72回:NHKって何だ?(鈴木耕)

ぼくは「マスゴミ」という言葉を(やむを得ず他人の文章を引用するときは別だが)、自分の書くものの中で使ったことはない。友人知己の中には、たくさんの尊敬すべきマスメディアの方たちがいて、それぞれの組織の中で頑張っているのを知っている...
「言葉の海へ」鈴木耕

第71回:地方議会から光が(鈴木耕)

よかったよかった、と胸をなでおろした。先日のこのコラムで書いたように、我が「マガジン9」の仲間である塚田ひさこさんが、東京・豊島区議選で初当選したのだ。それも、所属した地域政党「生活者ネットワーク」がこれまでに豊島区で獲得した票...