2025年4月19日
ホーム 著者 Posted by マガジン9編集部

マガジン9編集部

マガジン9編集部
642posts
マガジン9編集部

【特別寄稿】昨日までの「日常」を破壊された欧州(栗田路子)

2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻。地理的にも心情的にも、日本よりもはるかにウクライナと近い欧州に住む市民は、今回のウクライナ情勢をどのように受け止めているのでしょうか。30年以上ベルギーに在住し、海外在住ライターによる…

収入ゼロで「病院に行けない」「食料が買えない」――生存さえ守られない外国人仮放免者(中村)

3月8日、生活困窮者、特に外国籍の方たちへの検診、要治療者のフォローなどを行うNPO法人「北関東医療相談会」(通称:アミーゴス)が主催する記者会見が行われました。会見では、アミーゴスで行ったアンケート調査や当事者の声をもとに、外国…

第6回:ロシアによる戦争ではない、プーチンの戦争だ(芳地隆之)

『サンセット大通り』や『情婦』などのミステリー、『お熱いのがお好き』や『アパートの鍵貸します』などの軽快なコメディなどで知られる映画監督、ビリー・ワイルダーの人生を描いたヘルムート・カラゼク著『ビリー・ワイルダー自作自伝…

いま、改めて憲法を考える vol.8

ロシアによるウクライナ侵攻と絡めて「憲法9条は無意味だ」と主張する声をしばしば見聞きします。ウクライナに憲法9条があったわけでもなく、まったくのこじつけだとしか思えないのですが、そもそも9条の直接的な役割は、政府に「戦争をさせな…

「ビジネスと人権に関する指導原則」で時流をつかめ! 講師:湊信明氏

近年、企業と人権との関わりが急速に変化しています。2011年、国連人権理事会で「ビジネスと人権に関する指導原則」が承認され、世界各国の企業は国際人権を尊重することが求められるようになりました。日本政府も「行動計画」を策定し、大企業か…

第5回:ウクライナ情勢に対するドイツの慎重姿勢(芳地隆之)

2014年2月、ウクライナではロシア寄りに傾いたヤヌコビッチ政権に反発するデモがキエフで激化して政権は崩壊。欧米に近いポロシェンコ政権が誕生すると、ロシアは部隊をロシア系住民の多いウクライナ南部のクリミア半島へ送り込んで制圧し、翌月…

いま、改めて憲法を考える vol.7

オミクロン株の感染拡大がやまない中、またしても「憲法を改正して緊急事態条項の創設を」との声が聞こえてきます。岸田首相が衆院代表質問で、「緊急事態において国会の権能をいかに維持するのかは重要な論点だ」と述べた他、日本維新の会も参院…
「言葉の海へ」鈴木耕

第196回:「濃厚接触」ってエロくない?(笑)(鈴木耕)

オミクロン株が猛威を奮っている。東京も大阪も、感染者1万人超えが続いている。ぼくの周辺でも、とうとう陽性者や濃厚接触者が出始めた。ぼく自身も、のどに痛みを覚え、しばらくトローチやのど飴なんかを舐めていたが、なんとか3日ほどで痛み…

『夢みる小学校』(2021年日本/オオタヴィン監督)

今、私の住んでいる地域の公立小学校において、狭い校庭の一部を削り、そこに別棟を建設する計画がある。計画が当初のものから大きく変わったこともあり、その内容や説明会のあり方について保護者から疑問の声が上がり続けている。説明会はこれま…

『人種差別をしない・させないための20のレッスン』(ティファニー・ジュエル著/オーレリア・デュラン イラスト/きくちゆみこ訳/DU BOOKS)

「私は誰?」と自分のアイデンティティを見つめることから始まり、差別や偏見とは何かについて学びながら、レイシズムに立ち向かう方法を考えていく一冊(※発行元のDU BOOKSはレコード会社のディスクユニオンの出版部門。サイトを見たら音楽…