2024年4月26日
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柴田鉄治

柴田鉄治
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しばた てつじ: 1935年生まれ。東京大学理学部卒業後、59年に朝日新聞に入社し、東京本社社会部長、科学部長、論説委員を経て現在は科学ジャーナリスト。大学では地球物理を専攻し、南極観測にもたびたび同行して、「国境のない、武器のない、パスポートの要らない南極」を理想と掲げ、「南極と平和」をテーマにした講演活動も行っている。著書に『科学事件』(岩波新書)、『新聞記者という仕事』、『世界中を「南極」にしよう!』(集英社新書)ほか多数。

第18回:沖縄知事選、読売新聞の驚くべき社説(柴田鉄治)

翁長知事の急逝による沖縄県知事選が9月30日にあり、「辺野古に基地はつくらせない」という翁長知事の遺志を継いだ玉城デニー氏が、「辺野古には触れない」ことを押し通した佐喜眞淳氏に8万票の...

第17回:北海道で初の震度7、山並み総崩れ、大被害!(柴田鉄治)

9月6日未明、北海道中央部を襲った地震は、北海道では初の震度7を記録、山並みが軒並み総崩れという大災害を引き起こした。空から写した写真を見ると、地滑りで山肌が露出した様子がずらりと...

第16回:自民党総裁選、安倍三選で日本はいいのか(柴田鉄治)

「もり・かけ疑惑」いや「もり・かけ汚職」で、首相の夫人や腹心の友のために国有地を超格安で払い下げたり、獣医学部を特別扱いで新設したり、財..

第15回:金銭の授受がなくても贈収賄は成立する――「もり・かけ疑惑」は「汚職」、その贈賄側は?(柴田鉄治)

息子を合格させてもらう見返りに、大学に便宜を図った」として、文科省の現職局長が収賄容疑で逮捕された。このニュースを見ていて、改めて考えた...

第14回:米朝首脳会談の「成功」に、冷ややかだった日本のメディア(柴田鉄治)

6月12日、初の米朝首脳会談がシンガポールでおこなわれた。北朝鮮が中止をちらつかせたり、トランプ大統領が中止を宣言したり、紆余曲折はあったが、予定通り開かれ、世界中をホッとさせた。この...

第13回:安倍政権は、なぜ責任を取らないのか(柴田鉄治)

昨年から続いている森友学園・加計学園疑惑(もり・かけ疑惑)は、ひと言でいえば「権力者による行政の私物化」であろう。安倍首相の夫人や友人に官僚が特別の便宜を図り、それを隠そうとして...

第12回:森友・加計事件で安倍政権は退陣目前の窮地に(柴田鉄治)

3月初めの朝日新聞のスクープから「財務省ぐるみの公文書改ざん事件」が明るみに出たうえ、4月初めのNHKのスクープ「財務省が森友学園側に口裏合わせを要請した」によってダメ押しの形となり...

第11回:「財務省が公文書を改ざん」と朝日新聞がスクープ――国会・国民を欺いた罪をどうする?(柴田鉄治)

3月2日の朝日新聞は、1面のトップで「財務省が森友事件の文書を書き換えていた」とスクープ記事を放った。国有地を8億円も値下げして払い..

第10回:平昌五輪で南北融和、日本は「憲法をどうする?」(柴田鉄治)

前回も触れたように、米朝両首脳の「核威嚇」で年が明けた2018年。米朝対決のまま1月が過ぎたが、2月に入るや平昌オリンピックに北朝鮮も...

第9回:米朝対決、南北対話の年明け――日本は蚊帳の外?(柴田鉄治)

2018年の年明けは、北朝鮮の金正恩委員長の「核のボタンは私の机の上にある」という声明に、トランプ米大統領が「私も核のボタンを持っているが、彼のよりはるかに強力だ」と応酬したことで...