2024年11月27日
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鈴木耕

鈴木耕
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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。
「言葉の海へ」鈴木耕

第204回:戦争に「解」はない(鈴木耕)

連日、報道されるのは戦争。流されるニュース映像は、瓦礫の山と化したかつての美しい街並み、泣き叫ぶ子どもたち、戦車の隊列と銃を撃ちまくる迷彩服の兵士たち、そして粗末な木の十字架が立てられた墓が並ぶ空き地……。繰り返される映像が僕の…
「言葉の海へ」鈴木耕

第203回:戦争と原発と核抑止論(鈴木耕)

ぞっとするニュースだ。ぼくは当初から「戦争と原発」について憂慮していたのだけれど、それがどうも現実的になったようだ。むろん、この戦争は一種の「プロパガンダ戦」の様相も呈しているのだから、ウクライナ側の発言をそのままそっくり受け…
「言葉の海へ」鈴木耕

第202回:ふるさと納税、税金の無駄遣い(鈴木耕)

「戦争」という二文字が頭の中で渦巻いて、このところ、悪い夢ばかり見ている。ぼくがまだ少年だったころ、「キューバ危機」があった。アメリカの裏庭と言われるカリブ海のキューバに、ソ連がミサイルを配備した。それに激高した米ケネディ大統領…
「言葉の海へ」鈴木耕

第201回:「死」について(鈴木耕)

連日のように新聞もテレビも戦争報道、その中で死者数も報じられる。数百人単位だったものが、いまや数千人。兵士だけではなく、一般市民の死者数も激増しているようだ。だがそれは単なる冷徹な数字にすぎず、そこに人間は見えない。想像してみる…
「言葉の海へ」鈴木耕

第200回:『戦争と平和』(鈴木耕)

おお、このコラムが今回で、連載200回目に到達!! そのめでたい回に、なんともやりきれない「戦争」について書かなければいけないなんて、悲しいなあ……。『戦争と平和』という巨大な小説がある。「巨大」な「小」説って、なんだか矛盾し…
「言葉の海へ」鈴木耕

第199回:五輪、コロナ、戦争……(鈴木耕)

腰痛がただ事じゃなくなった。それでも、少しは運動しなさいと、医者に言われて、そろりそろりと近所を散歩。座っていれば楽なので、車の運転は支障ない。そこで、近所の公園まで車で行って、公園を少し散歩、というパターンが続いている。家の近…
「言葉の海へ」鈴木耕

第198回:石原慎太郎氏をめぐって(鈴木耕)

やや旧聞に属するが、石原慎太郎氏が亡くなったのは、2月1日のことだった。断言するけれど、ぼくには彼を悼む気持ちはまったくない。山口二郎さんはツイートで、「石原慎太郎の訃報を聞いて、改めて、彼が女性や外国人など多くの人々を侮辱し、…
「言葉の海へ」鈴木耕

第197回:「歴史戦」という言葉(鈴木耕)

先日、ぼくはこんなツイートをした。〈「歴史戦」などというネット右翼用語を、NHKが平気で使い、さらに岸田首相まで口にした。日本最大のテレビ局や日本の最高責任者が認めたとすれば、日本総ネット右翼化が進行中ということになる〉。単に、こ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第195回:権力は時間さえも金で買う(鈴木耕)

23日投票の沖縄県名護市長選挙では、現職で自民公明が支持する渡具知武豊氏が当選した。新人で立憲共産れいわ社民沖縄社大の推薦を受けた岸本洋平氏を、約5,000票の差をつけて破った。ぼくはとても残念だと思う。要因はさまざまあるだろう。だが…
「言葉の海へ」鈴木耕

第194回:小さな記事から見えるもの(鈴木耕)

なんだか、自然が怒っているような気がする。オミクロン株の猛威で世界が震えあがっているところへ、トンガ近辺での大噴火。土曜日の夜に、噴火のニュースは知っていたが、まあ、噴火ってよくあることだし…と思って寝てしまった。ところが日曜…