2025年11月2日
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鈴木耕

鈴木耕
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すずき こう: 1945年、秋田県生まれ。早稲田大学文学部文芸科卒業後、集英社に入社。「月刊明星」「月刊PLAYBOY」を経て、「週刊プレイボーイ」「集英社文庫」「イミダス」などの編集長。1999年「集英社新書」の創刊に参加、新書編集部長を最後に退社、フリー編集者・ライターに。著書に『スクール・クライシス 少年Xたちの反乱』(角川文庫)、『目覚めたら、戦争』(コモンズ)、『沖縄へ 歩く、訊く、創る』(リベルタ出版)、『反原発日記 原子炉に、風よ吹くな雨よ降るな 2011年3月11日〜5月11日』(マガジン9 ブックレット)、『原発から見えたこの国のかたち』(リベルタ出版)、最新刊に『私説 集英社放浪記』(河出書房新社)など。マガジン9では「言葉の海へ」を連載中。ツイッター@kou_1970でも日々発信中。
「言葉の海へ」鈴木耕

第136回:崩れていく、壊れていく……(鈴木耕)

このところ、自殺者が増えているという。芸能人や有名人の自殺も多く伝えられる。そんなこともあってか、「コロナウツ」という現象が注目されている。確かに、ぼくもかなり気分的にはウツである...
「言葉の海へ」鈴木耕

第135回:「首相単独インタビュー」の思い出(鈴木耕)

安倍晋三氏が首相を辞めた。菅義偉氏が新首相になった。だからといって、なにかが変わる気配はまったくない。いやむしろ、もっと気持ちの悪い世の中が来そうな気がする。菅首相の会見を見ていてそ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第134回:「集団就職の苦労人」という虚構〜菅義偉新首相誕生の裏側~(鈴木耕)

菅義偉氏が、圧倒的な“自民党議員の支持”で、総裁の座(つまり首相の座)につくことになった。なぜか総裁選が始まる前から当選確実。実は陰でそれを取り仕切ったのが、ご高齢の二階俊博自民党幹事…
「言葉の海へ」鈴木耕

第133回:ある会社の物語(鈴木耕)

これは、ぼくが夢想した現代の苦いお伽噺であることを、最初に断っておく。ある会社の物語である。仮に「J社」としておこう。J社は、いわゆる総合商社である。バブル期(1980年代後期~90年代初…
「言葉の海へ」鈴木耕

第132回:去った男の残したものは(鈴木耕)

安倍晋三首相が、8月28日(金)、ついに辞任を表明した。体調悪化が原因であることを疑うつもりはない。しかし……。安倍氏は6月には綿密な健康チェック(人間ドック)を受けていた。記者会見でも…
「言葉の海へ」鈴木耕

第131回:柴田鉄治さんの思い出(鈴木耕)

今回は、ほんとうは原稿を書きたくない。書けば、悲しい知らせに触れなきゃいけないからです。8月23日、ぼくの大切な大先輩、柴田鉄治さんがお亡くなりになりました。柴田さんに「マガジン9」の…
「言葉の海へ」鈴木耕

第130回:君たちの戦争(鈴木耕)

これからの戦争は「ぼくたちの戦争」じゃない。もし、これから戦争が起きるとしたら、それは「君たちの戦争」である。ぼくは1945年に生まれた。そう、戦争に完膚なきまでに負けた年だ。昭和20年…
「言葉の海へ」鈴木耕

第129回:此の頃お国に流行る物(鈴木耕)

此頃(このごろ)都ニハヤル物 夜討(ようち) 強盗 謀(にせ)綸旨  召人(めしうど) 早馬 虚騒動(からさわぎ)  生頸(なまくび) 還俗(げんぞく) 自由(まま)出家  俄(にわか)..
「言葉の海へ」鈴木耕

第128回:憂鬱と居酒屋……(鈴木耕)

天候もコロナも政治も、なんだか世の中すべてが憂鬱である。ぼくのふるさとからは、洪水のニュースも流れてくる。憂鬱に拍車がかかる。だいたい、「憂鬱」って漢字がユーウツである。むろん、こ…
「言葉の海へ」鈴木耕

第127回:パスポートなしで出入国できる人々(鈴木耕)

沖縄の米軍基地で、新型コロナウイルス感染症のクラスターが出現している。沖縄県は7月11日、普天間飛行場(宜野湾市)とキャンプ・ハンセン(金武町など)の海兵隊の基地内で、すでに61人の感染…