言葉の海へ
第136回:崩れていく、壊れていく……(鈴木耕)
鈴木耕 -
このところ、自殺者が増えているという。芸能人や有名人の自殺も多く伝えられる。そんなこともあってか、「コロナウツ」という現象が注目されている。確かに、ぼくもかなり気分的にはウツである...
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第135回:「首相単独インタビュー」の思い出(鈴木耕)
鈴木耕 -
安倍晋三氏が首相を辞めた。菅義偉氏が新首相になった。だからといって、なにかが変わる気配はまったくない。いやむしろ、もっと気持ちの悪い世の中が来そうな気がする。菅首相の会見を見ていてそ…
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第134回:「集団就職の苦労人」という虚構〜菅義偉新首相誕生の裏側~(鈴木耕)
鈴木耕 -
菅義偉氏が、圧倒的な“自民党議員の支持”で、総裁の座(つまり首相の座)につくことになった。なぜか総裁選が始まる前から当選確実。実は陰でそれを取り仕切ったのが、ご高齢の二階俊博自民党幹事…
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第133回:ある会社の物語(鈴木耕)
鈴木耕 -
これは、ぼくが夢想した現代の苦いお伽噺であることを、最初に断っておく。ある会社の物語である。仮に「J社」としておこう。J社は、いわゆる総合商社である。バブル期(1980年代後期~90年代初…
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第132回:去った男の残したものは(鈴木耕)
鈴木耕 -
安倍晋三首相が、8月28日(金)、ついに辞任を表明した。体調悪化が原因であることを疑うつもりはない。しかし……。安倍氏は6月には綿密な健康チェック(人間ドック)を受けていた。記者会見でも…
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第131回:柴田鉄治さんの思い出(鈴木耕)
鈴木耕 -
今回は、ほんとうは原稿を書きたくない。書けば、悲しい知らせに触れなきゃいけないからです。8月23日、ぼくの大切な大先輩、柴田鉄治さんがお亡くなりになりました。柴田さんに「マガジン9」の…
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第130回:君たちの戦争(鈴木耕)
鈴木耕 -
これからの戦争は「ぼくたちの戦争」じゃない。もし、これから戦争が起きるとしたら、それは「君たちの戦争」である。ぼくは1945年に生まれた。そう、戦争に完膚なきまでに負けた年だ。昭和20年…
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第129回:此の頃お国に流行る物(鈴木耕)
鈴木耕 -
此頃(このごろ)都ニハヤル物 夜討(ようち) 強盗 謀(にせ)綸旨 召人(めしうど) 早馬 虚騒動(からさわぎ) 生頸(なまくび) 還俗(げんぞく) 自由(まま)出家 俄(にわか)..
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第128回:憂鬱と居酒屋……(鈴木耕)
鈴木耕 -
天候もコロナも政治も、なんだか世の中すべてが憂鬱である。ぼくのふるさとからは、洪水のニュースも流れてくる。憂鬱に拍車がかかる。だいたい、「憂鬱」って漢字がユーウツである。むろん、こ…
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第127回:パスポートなしで出入国できる人々(鈴木耕)
鈴木耕 -
沖縄の米軍基地で、新型コロナウイルス感染症のクラスターが出現している。沖縄県は7月11日、普天間飛行場(宜野湾市)とキャンプ・ハンセン(金武町など)の海兵隊の基地内で、すでに61人の感染…


