2025年7月4日
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想田和弘

想田和弘
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想田和弘(そうだ かずひろ):映画作家。1970年、栃木県足利市生まれ。東京大学文学部卒業。スクール・オブ・ビジュアル・アーツ卒業。BGM等を排した、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践。最新作『五香宮の猫』(2024年)まで11本の長編ドキュメンタリー作品を発表、国内外の映画賞を多数受賞してきた。2021年、27年間住んだ米国ニューヨークから岡山県瀬戸内市牛窓へ移住。『観察する男』(ミシマ社)、『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)など著書も多数。

第79回:れいわ新選組は野良猫の集団である(想田和弘)

参議院選挙で山本太郎率いる「れいわ新選組」が2議席を獲得し、政党要件を満たすことになった。しかし比例の「特別枠」に重度障害者の舩後靖彦氏と木村英子氏を入れて優先的に当選させたため、99…

第78回:れいわ新選組の人気と立ちはだかる「テレビの壁」(想田和弘)

7月4日から参議院選挙が始まった。山本太郎参議院議員が4月に立ち上げたばかりの政治団体「れいわ新選組」に、5日の時点で2億5244万円もの寄付が、1万7731人から集まったそうだ。異例のことである。「3億円集まったら10人候補者を立てる」と..

第77回:野党は「消費減税」を看板政策として国政選挙を闘え(想田和弘)

山本太郎参議院議員が4月に立ち上げたばかりの政治団体「れいわ新選組」に、6月5日時点で1億6826万円もの個人献金が集まった。朝日新聞によると、千円や五千円などの少額の寄付が全体の6~7割を占めるという。ツイッターを眺めていると...

第76回:「令和おじさん」プチブームから見えるもの(想田和弘)

天皇の代替わりと新元号をめぐるお祭り騒ぎの中で、地味に驚愕させられたことがある。それは、新元号を発表した菅義偉官房長官がネット上などで「令和おじさん」と呼ばれ、「可愛い」「笑顔が...

第75回:僕が天皇制にも元号にも反対する理由(想田和弘)

ようやく新元号フィーバーが落ち着いてきたところだが、今度は5月1日の新天皇の即位に際して、新たなお祭り騒ぎが始まることであろう。そこで今のうちに書いておきたい。僕は天皇制にも、それを生活の隅々にまで浸透させる装置である元号にも…

第74回:脳〈内閣〉の暴走と免疫システム〈国会、裁判所、メディア、警察etc〉の機能不全(想田和弘)

私たちの身体には、免疫システムというものが備わっている。身体に病原体や寄生虫などが侵入したり、がん細胞などが生じたら、それらを認識して...

第73回:【拡散・活用希望】第二の“もんじゅ”案件、辺野古埋め立てに反対する5つの理由(想田和弘)

今週の日曜日(2月24日)、沖縄で辺野古米軍基地のための埋め立ての是非を巡る県民投票が行われる。僕は沖縄県民ではない。しかし本土が基地負...

第72回:「放射能デマ撲滅」の伝道師が実はデマゴーグ? 日本社会が進むべき道(想田和弘)

早野龍五・東大名誉教授らによる論文に、深刻なデータ不正提供疑惑と「重大な計算ミス」が発覚した。その詳細については、牧野淳一郎・神戸大教...

第71回:日本のデモクラシーは、断崖絶壁の縁にある(想田和弘)

水道法、漁業法、入管法という重要な法律の改悪案が、あろうことか、たった一つの臨時国会でろくな審議もなく猛スピードで成立してしまった。一方、森友問題や加計学園問題は、いつのまにかうやむ...

第70回:夫婦別姓訴訟――しどろもどろになった国側の担当者の姿に思うこと(想田和弘)

11月7日、夫婦別姓確認訴訟の原告として、東京地裁で意見陳述を行った。詳しくは意見陳述書の全文を下に掲載したのでぜひとも読んでいただきたい...