2024年4月20日
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ウネリウネラ

ウネリウネラ
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元朝日新聞記者の牧内昇平(まきうち・しょうへい=ウネリ)と、パートナーで元同新聞記者の竹田/牧内麻衣(たけだ/まきうち・まい=ウネラ)による、物書きユニット。ウネリは1981年東京都生まれ。2006年から朝日新聞記者として主に労働・経済・社会保障の取材を行う。2020年6月に同社を退職し、現在は福島市を拠点に取材活動中。著書に『過労死』、『「れいわ現象」の正体』(共にポプラ社)。ウネラは1983年山形県生まれ。現在は福島市で主に編集者として活動。著書にエッセイ集『らくがき』(ウネリと共著、2021年)、ZINE『通信UNERIUNERA』(2021年~)、担当書籍に櫻井淳司著『非暴力非まじめ 包んで問わぬあたたかさ vol.1』(2022年)など(いずれもウネリウネラBOOKS)。個人サイト「ウネリウネラ」。【イラスト/ウネラ】

第1回:春の牛空気を食べて被曝した〈上〉(牧内麻衣)

はじめまして。物書きユニット「ウネリウネラ」のウネラこと牧内麻衣です。2020年3月に首都圏から福島県福島市に移り住み、パートナーのウネリこと牧内昇平と一緒に物書き稼業をしながら、小さな版元を営んでいます。以前、こちらマガジン9で、福…

【寄稿】311子ども甲状腺がん裁判傍聴記(牧内昇平)

《あの日は中学校の卒業式でした。友だちと「これで最後なんだねー」と何気ない会話をして、部活の後輩や友だちとデジカメで写真をたくさん撮りました。そのとき、少し雪が降っていたような気がします。》記者は人の話を聞くのが仕事だけれど、こ…

【寄稿】イチエフ過労死事件、遺族の控訴棄却。でも、東電は「誠実に対応した」と言えるだろうか?(牧内昇平)

2017年10月、東京電力福島第一原発(イチエフ)で働いていた自動車整備士の猪狩忠昭さん(当時57)が心臓の病気で倒れた。その際の救急医療体制が不十分だったとして、遺族が東京電力ホールディングスなどに損害賠償を求めていた訴訟は今年5…

新しい労災認定基準で、過労死を防ぐことができるのか(ウネリ・牧内昇平)

いま、厚生労働省では約20年ぶりとなる脳・心臓疾患の労災認定基準の見直しが行われています。そのなかでも、大きなポイントとなっていたのが「過労死ライン」です。これは「月80時間の時間外労働(≒残業)」のこと。このラインを超えて働いて…

福島五輪会場、一転『無観客』のドタバタについて考える──ウネリ・牧内昇平さんより

福島県の内堀雅雄知事は7月10日、福島市内のスタジアムで予定している東京五輪の野球とソフトボールの試合について、「無観客」で開催すると発表しました。つい2日前の8日夜の段階では、「7150人を上限として観客を入れる」と発表していました…

番外編:まだまだあります! “これは見ておきたい”3・11映画(ウネリ・牧内昇平)

終わったはずの連載ですが、「番外編」をさせてください。もっと多くの人に知ってほしい作品がたくさんあるからです。今回は特に若手・中堅の監督による話題作、意欲作を6本、一気に紹介します。アート系の作品も多いので、聞き手にはウネリウネ…

第9回:教育学者が見つめた次世代への希望 『かすかな光へ』(ウネリ・牧内昇平)

さあ、いよいよこの企画も最終回になりました。きょう取り上げる作品は……。90歳を過ぎた今もなお、生きることや学ぶことの意義を精力的に問い続ける教育研究者・大田堯(1918~2018)の挑戦を追ったドキュメンタリー。経済大国となりながらも…

第8回:3・11から10年。これからの映画に何を期待するか 『プリピャチ』(ウネリ・牧内昇平)

今回のテーマは「10年目の映画作家よ、来たれ」。東日本大震災と福島原発事故が起きてから10年が過ぎようとしている今、これからの映画に何を期待するのか、です。そのヒントを探るために、チェルノブイリ原発事故の13年後に公開されたオーストリ…

第7回:福島の人びとの証言を聴く『福島は語る』(ウネリ・牧内昇平)

フォーラム福島では計3回上映しています。最初は2018年の8月に一日限定で上映しました。当時はまだ完成したばかりで配給会社がつかず、土井さんがご自分で映像素材を持って各地を回っていた状態でした。上映会を開いてみるとほぼ満席で、評判は…

第6回:福島を訪れた巨匠が撮った「放浪」と「再生」のロードムービー『セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター』(ウネリ・牧内昇平)

今日は少し趣向を変えて、一人の映画監督と、福島の人びとや阿部さんとの交流について語ってもらいたいと思います。東日本大震災のおよそ半年後、国際的に有名な映画監督が福島を訪れました。『ベルリン・天使の詩』や『パリ、テキサス』などで知…